- ご本人について -
様 (30代)、会社勤務。趣味はヨガ。
- 運転歴 -
学生時代に、実家のある千葉県で免許取得。しかし以来、十数年間、運転したのは買い物や送り迎えなど「実用の場面」だけ。「だから、ほとんどペーパードライバー、もちろんゴールド免許」とのことです。
去年の9月に、不注意で免許を失効させてしまいました。
免許を取り直そうと、まず都内の自動車教習所(※非公認)で練習して、それから12月に鮫洲で実技試験を受けましたが、そのときは不合格。
その翌月、キキドライビングスクールで講習を受けたところ、試験に合格しました。
ようやく免許が取り戻せました!
上野さん、ありがとうございます。
最初は教習所で習うしかないと思ったので、ネットで検索して見つけた、「3日間、10時間講習のパックで約10万円」という教習所に通いました。
でもその教習所は教え方が「欠点を見つけ、厳しく指摘する」というタイプで、私には今ひとつ合わなかったのか、運転技術は思うように向上しませんでした。
実技試験では、左折のときに左に寄りすぎたせいで、試験官に「危ないよ!」とハンドルを取られ、制止されてしまい不合格。がっかりでした。
それでも免許を取り戻したい。家に戻ってから、もう一度ネット検索をしました。そして見つけたのがキキドライビングスクールでした。
ホームページの印象が明るくて良かったです。
ここなら上手に教えてくれそうな気がしました。
料金も、一括10万円とかではなくて、1コマ9700円というように小分けになっていて良心的です。
さっそく申し込みました。
当日の教習は、とてもいい内容でした。
説明がすごく上手で、「要点」がよく分かりました。
決してネガティブな言葉を使わないことも、嬉しかったです。
上野さんは、運転中、私が何かミスをした時に、その場で車を止めてミスの内容、原因、次から気をつけるポイントなどを、その場でA4用紙に絵を描きながら丁寧に説明してくださいました。
その説明がとても分り易いものでした。
(教習のときは用紙に図を書いて説明)
例えば、私は車幅感覚のコツが掴めませんでした。
一発試験では、左折のときは、50から75cmまで寄る必要があり、それを正確に行うのがとても難しく感じていました。
私は正しくできていないとき、「できていないこと」はわかっても、その「原因」及び「改善方法」を理解できていませんでした。
上野さんの説明を聞いて、正確に左折を行う方法がわかりました。
(上野):左折がうまくいかない方の特徴は、「車の正面、つまりバンパーの位置だけを意識していること」です。
その意識で左折をすると、曲がり角のところで、クルマは前から「突っ込む」ような形になり、曲がっていくうちに車体が左に寄りすぎてしまうのです。
この良くないクセを治すには、まずクルマの正面、バンパーのあたりではなく、その少し後ろ、左の車輪のあたりに意識を向けるようにします。
なぜそうするのが良いかというと、クルマはバンパーではなく、車輪の位置から曲がるからです。
クルマの前方左端(黒矢印)ではなく、
車輪の上あたり(赤矢印)に意識を向ける
そして同時に、また自分の左、助手席のガラス窓の位置にも意識を向けます。
その位置が、「ほぼ車幅」となります。
この2ヶ所を意識して練習を重ねれば、正しく左折できるようになります。
(さん):この説明が分かりやすかったんです。
以前の教習所でと違って、上野さんは「左前方車輪と、左の窓に意識を向けて」と具体的に教えてくれます。
そして、なぜそこに意識を向けると良いのか、理由も教えてくれます。
理由が分かると、小手先ではなく根本のところから改善できます。
このほか私が苦手だった「車線変更」や「路肩に停車しているクルマとの距離の取り方」の教え方もすごく良かったです。
(上野):車線変更をするときは、「隣りの車線を走るクルマの流れを妨げないよう、タイミング良くスムーズに入っていく」ことが重要です。
さんの場合、基本に忠実に「ウィンカー3秒→安全確認→車線変更」の順番でされていました。
しかし、「変更したい車線の後方から車がたくさん来ている場合、どのようにそのタイミングをとれば、車線変更できるか?」については練習をされていませんでした。
そこでわたしはさんに、「自分が車線に入ろうとするのではなく、隣車線のクルマが
さんに譲りたくなるようにさせましょう」と伝えました。
(上野):「後続車との間の十分な車間距離」と「ウインカーを出すタイミング」です。
3秒の点灯で必ず後続車が進路を譲ってくれるとは限りません。
そうではなく他人起点にしてみる、つまり後ろのクルマと十分に距離を取った上で、ウインカーを出せば、後ろのドライバーも、ああ、車線変更したいんだなと分かるので、道を譲りやすくなります。
車線変更するとき重要なのは、「車線変更したいという意思を、ウインカーを通じて、後ろのクルマに早めに伝えること」です。
そうして後ろのクルマに協力してもらい、それからゆっくり車線変更するのです。
(上野):もし走行中に、道路の脇に駐停車しているクルマを見つけたら、その車から1メートル距離を空けて走るか、あるいはそれが無理な時は徐行しなければいけません。
(さん):「1メートル距離をあける」という規則は分かっていましたが、「どのぐらいが1メートルなのか」が体感できていませんでした。
左側に車が停車している場合は、恐る恐る、1メートル超えているかどうか確信が持てないまま、「こえていますよーに」と祈る気持ちで走っていました。
(上野):さんには「駐停車している車のドアが急に開いた時でも、自分とぶつからない距離、それが1メートルです」と説明しました。
(さん):この説明で理由が分かってスッキリしました。
上野さんの指導は、ぜんぶ分かりやすくて本当に助かりました。
そして指導中、絶対にネガティブな言葉を言わないのも良かったです。
特に、試験前の一言は、今でも覚えています。
上野さんからは「この状態で、受かる人はたくさんいます。
がんばってくださいね」という言葉がありました。
これを聞いて、心が落ち着きました。
その時点で私の運転は一発試験に確実に受かるというところまではいっていないように感じていました。
もし「大丈夫、絶対受かります」と言われたとしたら信用できなかったと思います。
でも「この状態で、受かる人はたくさんいる」という言葉なら、じゃあ私だって受かるかもと自然に思えました。
おかげさまでギリギリでしたが合格できました。
受かった時には、本当にホッとしました。上野さんには即電話してお礼を言いました。
わたし、最初から上野さんに習っておけばよかったです。
もしアドバイスがあるとすれば「自動車学校は先生で選びましょう」とお伝えしたいです。
その学校が公認かどうかとか、規模の大きさとかは関係ない、いい先生に巡り会うことがすべてです。
上野さんはオススメです。親切、分かりやすい、ネガティブなことを言わない、すごくいい先生です!
上野さん、これからもがんばってください。